
ここ数年でメールシステムをアウトソーシングする企業が増加している。@niftyでは、この4月に『メールアウトソーシングサービス』においてWebメール機能を大幅に強化し、昨今問題視されているメール誤送信防止機能までも提供している。今回、ニフティ株式会社の松友 貴文 氏に、新『メールアウトソーシングサービス』だからこそ実現できる導入・運用メリットを聞いた。
掲載日 2009.05.20
ニフティ株式会社
コーポレート営業部
課長
松友 貴文 氏
- 法人向けにメール専用サービスを始められたきっかけを教えてください。
[松友氏]
元々メールとWeb機能を「ビジネスホスティング」という共有ホスティングサービスで提供していました。Webサービスに求められる要望は、運用面も含めそれ程大きくは変わらなかったのですが、メールについてはセキュリティ面を中心に様々な要望がありました。また、メールについては弊社自身で大規模なシステムの構築、運用ノウハウを持っていましたので、それらをサービス化したのが『メールアウトソーシングサービス』となります。
- メールセキュリティサービスをASPで始められたきっかけは何だったのでしょうか?
[松友氏]
コンシューマー利用環境において迷惑メール対策を導入した当時、法人のお客様にもご提供したいと考えていました。ただ、利用者のメールボックス環境を変えないで、迷惑メール対策だけ使いたいという要望も多かったため、ゲートウェイ型の『メールセキュリティASP』を始めました。
- 現在、メール専用サービスとして『メールアウトソーシングサービス』と『メールセキュリティASP』を展開されていますが、どちらの利用が多いのでしょうか?
[松友氏]
ご契約数としては同じくらいです。ただ、ゲートウェイ型の『メールセキュリティASP』の方が、大規模なお客様が多いですね。スパム対策やウイルス対策は外部に委託しやすいため、自社にメールシステムを構築している大手企業においても利用しやすいのだと思います。
一方、『メールアウトソーシングサービス』はアカウント数が50から500程度の規模のお客様が最も多く、それは500名程度までのお客様にとって同サービスが最もコストパフォーマンスがよいためと認識しております。
- 最近では、不景気の影響もあってコスト削減が求められている企業も多いようです。
[松友氏]
同サービスも「アウトソース」という性質上、お客様がコスト削減を目的として検討されるケースは多々あります。ただし、いざメールシステムを導入する際には、コストだけではなく、その会社のポリシーやシステム部門のあり方などにも関連してきますので、コストはあくまでも1要因という位置付けで考えています。
- 御社のメールアウトソーシングサービスの状況はいかがですか?
[松友氏]
お陰様で、毎年右肩上がりで成長しています。新規で弊社サービスを利用されるお客様もいらっしゃいますし、他社から乗り換えられるお客様もいらっしゃいます。
- 今回『メールアウトソーシングサービス』では、どのような機能が追加されたのでしょうか?
[松友氏]
Webメールを大きく見直しました。
外出時にパソコンをどこかに置き忘れてしまい、情報が漏えいしてしまったという話はよく耳にします。そのため、メールデータをデータセンターに預け、外部に持ち出すことなく、会社からも移動先からも同じデータにアクセスし、一元管理を行うことのできるWebメールが求められていました。
このような要望は5年以上も前からありましたが、その当時はWebメールの信頼性や品質がまだ低く、インターネット環境も今とは違いましたが、この1、2年で一気に需要が拡大したと考えています。
- Webメールのポジションが向上したのでしょうか?
[松友氏]
ポジションというよりは、使いやすくなったことが大きいと思います。使いやすくなればなるほど、メーラーに近付けば近付くほど、Webメールがメーラー化してきているのだと思います。使いやすさは数年前と比べると雲泥の差ですね。
- 実際に『メールアウトソーシングサービス』でWebメールはどのように変わったのでしょうか?
[松友氏]
大きな改善点は2つあります。
1つは操作性ですね。Ajaxによりメールのドラッグ&ドロップや右クリックメニューを使えるようになり、Outlookなどのメーラーとほぼ同等の操作性を実現しました。また、アドレス帳を全社で共有できる共有アドレス帳や添付ファイル内検索、PCとモバイル操作の連動機能が実装されました。
もう1つがセキュリティです。高セキュリティの情報漏えい防止機能を実装しました。
