
コンプライアンス対策としてメールアーカイブを導入している企業が増えているが、果たしてメールアーカイブをどこまで有効活用できているのだろうか?2009年1月13日に、自社メールアーカイブ製品の新バージョン『Symantec Enterprise Vault 8.0』を発表した株式会社シマンテック ソリューション&プロダクトマーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャー 金野 隆氏に、メールアーカイブの真の導入メリットについて聞いた。
掲載日 2009.02.25
株式会社シマンテック
ソリューション&プロダクトマーケティング部
プロダクトマーケティングマネージャー
金野 隆 氏
- メールセキュリティニーズの増加と共に、メールアーカイブが求められています。
[金野氏]
昨今、メールの容量や流通量の増加に伴い、メールの運用に関わるリスクが増大しています。ハードディスクやメールサーバの新設等が必要になったり、ストレージの制限によって利用者は常に容量制限に気をつけながらメールを運用しなければなりません。また、情報漏えい、情報改ざんといた問題を防止するために、企業ではコンプライアンスポリシーに沿った運用を行っていますが、そのポリシーは本当に守られているのでしょうか。また、バックアップの容量の増加に比例し、バックアップ作業時間やリカバリ作業時間も増えています。このように、メールの増加によってメールシステムを増強していけばいくほど、運用管理負荷が増大するという状況に陥っています。
しかしながら、メールアーカイブは、本来これらリスクを低減するために必要とされるソリューションでもあるのです。
- 世間では、バックアップとアーカイブを混在している方もいらっしゃるようです。
[金野氏]
バックアップは情報保存や障害時のリカバリを目的とするもので、アーカイブはメールの保存や抽出を目的としています。前者は基本的にシステム管理者が操作することになりますが、後者は監査担当による送受信記録アクセス及び個人によるメール検索及び再利用を行うものとなります。
アーカイブというのは、簡単にいうとキャビネットのようなものです。キャビネットに資料を整理する場合、わかりやすいように並べておきますよね。入り切らない場合、使用頻度の低いものや大容量のものを別のキャビネットに移し、必要な時のみ閲覧するということが多いと思います。また、保管期限が過ぎた必要のないものの廃棄など。これを電子ファイルで行ったものがアーカイブなのです。
次の表は、様々なリスクに対するアーカイブとバックアップの対応表になるのですが、先程のキャビネットの考え方は、様々なリスクに対しても適用できるのです。
- メールアーカイブは、具体的にどのような用途で導入されているのでしょうか?
[金野氏]
『Enterprise Vault』の場合、日本では送受信メールを全て保存しておき、内部監査用に活用するケースが多いのですが、ストレージの削減やファイルサーバの整理等に利用されるケースも増えてきています。
- 実際に『Enterprise Vault』では何ができるのでしょうか?
[金野氏]
『Enterprise Vault』には、「保管」「管理」「抽出」という3つの役割があります。それぞれが単体もしくは連携して、コスト削減や運用負荷軽減を実施できるようになっています。実際にアーカイブを実施する際には、別のストレージを用意する必要がありますが、アーカイブ前とアーカイブ後で使用するストレージ容量およびコスト/GBが削減されなければ物理的なコスト削減効果につながりません。
「Enterprise vault」を導入することで、下図のようにストレージコストを削減することができます。
