
韓国のほとんどのISPで導入され、韓国国内最高性能が立証されたSPAM WATCHER。日本では2003年より展開し、ISPをはじめとして様々な分野で導入されてきたソフトウェアが、アプライアンスとなって登場したその自信に迫る。
2007.9.20 文:山本剛
株式会社テラステクノロジー
日本支社 支社長
金 暎埈(キム ヨンジュン)氏
2006年、株式会社テラステクノロジー(以下テラス)は、SMB(Small and Medium Business)市場向け高性能メールセキュリティアプライアンス「SPAM WATCHER Appliance(以下SWA)」をリリースした。ソフトウェアの実績はあるとはいえ、既に日本のスパム市場は群雄割拠状態。各社の競争が激しくなってきている中、テラスはいかにして差別化をしているのだろうか。自社の強みを活かしたアプライアンス戦略、金 暎埈日本支社長に、大いに語ってもらった。
- SWAリリースの背景を教えてください。
[金支社長]
弊社が韓国市場でビジネスを展開する際、まずISPをターゲットにして、そこから一般企業に落とし込んできましたが、やはり50人や100人の中小企業だと、管理面やコスト面でソフトウェアを導入することが難しいという状況に遭遇しました。中小企業のお客様にソフトウェアとハードウェアを購入頂いて、インストール・設定を行い、運用管理を頂くということは、弊社としてもインストールからサポートまで対応するには、様々な面で問題がありました。アプライアンスを作ったきっかけは、正にその点にあります。中小企業向けで、安くて簡単に導入できるようなものを実現しようと考え、アプライアンスを展開するに至りました。
- 今までのソフトウェアとは異なるターゲット層である中小企業向けにビジネスを展開するために、アプライアンスを扱われたのですね?
[金支社長]
はい、アプライアンスでは、ソフトウェアとは完全に別のターゲットを設定しています。ただし、既に韓国ではアプライアンスを販売してから1年程たちますが、現状ではほとんどのお客様にアプライアンスを導入頂いています。大規模ユーザでもアプライアンスを導入するようになってきたため、現在リリースしているエントリーレベルの3モデルだけでなく、ハイレベル向けアプライアンスモデルの準備を行っています。
- 大規模ユーザというのは、大企業やISP向けということですよね?
[金支社長]
はい、そうです。もちろんソフトウェアのニーズというものもあるのですが、時代はソフトウェアからアプライアンス、またはASPサービス等に移行していくことになると思います。
- 韓国の中小企業でもシステム管理者は少ないのですか?
[金支社長]
はい、日本とほとんど同じ状況です。そのため、ソフトウェアのインストール自体を行う人もいませんし、運用管理面でも困難なことが多いのです。