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2007年7月に発売された『Terrace Vault』は、既存のメール環境にアプライアンスを追加するだけで、アーカイブシステムを容易に構築することができる。リアルタイムバックアップシステムツールとしても利用が期待されているほか、同社製品の『SPAM WACHER』と連携することも可能なので、よりセキュアなメール環境の構築ができるという。その導入方法について迫る。
2007.11.27 文:大谷忍
株式会社テラステクノロジー
日本支社 支社長
金 暎埈(キム ヨンジュン)氏
『Terrace Vault』は全文検索機能を装備しているので、必要なメールを閲覧することができるリアルタイムバックアップシステムツールとしての利用が期待されている。今回、韓国を代表するメッセージング専門企業としての技術を活用させたアーカイブアプライアンス製品の特長や、今後の展望について、金 暎埈日本支社長に、大いに語ってもらった。
- 『Terrace Vault』を開発した背景について教えてください。
[金支社長]
アーカイブアプライアンスの開発は以前から社内で話が出ていたのですが、韓国も日本でも市場がありませんでした。最近では内部統制やJ-SOX法など企業を取り巻くメール環境も変化してきているので、今後、アーカイブ市場も拡大するのではないかと判断して、開発に踏み切りました。元々、弊社はメッセージング専門企業として、独自のメールサーバを持っており、『Terrace Vault』は、その機能を少し変更した製品なので、開発自体はそれほど苦ではありませんでした。
- 導入先は、どの位の規模の企業を対象とされていますか?
[金支社長]
J-SOX法の対象となっている上場企業や、それらの企業の関連企業などです。現在、『Terrace Vault 2000』というモデルがありますが、そのターゲットは従業員数1,000人から2,000人の規模の企業を対象としています。
- 日本と韓国でアーカイブの市場の違いはありますか?
[金支社長]
韓国には、J-SOX法のような法律はありませんが、金融系の企業ではアーカイブ製品を導入している場合もあります。今後、韓国にもアーカイブ市場ができてくると思いますが、日本のJ-SOX法がどう展開するかによって、韓国での対応も変わってくるのではないでしょうか。最近の展示会での反応を見ていますと、中小企業からもアーカイブに関する問い合わせが多くなりました。メールを保存しなくてはいけないという認識を日本の企業は持ち始めていると思います。