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カテゴリーアイコン 導入効果の高いスパムメール対策製品を導入する為のポイント
スパムメール対策製品に関する情報は現在も日々増加しており、導入を検討されている方は情報の選別に苦労されているのではないでしょうか。このコラムでは、3年間で100サイト以上にスパムメール対策製品を導入してきた経験を元に、機器選定からシステムを導入するまでのフェーズを5つに分けそれぞれポイントを解説していきます。

日商エレクトロニクス株式会社 メッセージングコンサルタント 大野秀記

1. 製品調査 (2006.10.16)

現在、スパムメール対策製品は国内市場だけでも実に50製品以上が販売されており各社は差別化の為に、独自機能を次々に取り入れています。しかし、3ヶ月も経つと他の製品にも同様の機能が追加され、製品を選択する方からすると非常に悩ましい状態となっています。そこで、この章では、SI として様々なサイトにスパム対策製品を導入した経験を元に製品調査に関するポイントを紹介していきます。

メールに関する基本機能をチェック

スパム対策製品のほとんどは最初にメールを受信するように配置する必要があります。理由としては、メールを受け取る前にセッションレベルでの流量制御やレピュテーション機能を利用する為です。メールを最初に受け取るという事はスパム対策の機能は勿論ですが MTA(Mail Transfer Agent) の機能も重要視する必要があります。現に、スパム対策に関する機能だけで製品を選択してしまい メールの遅延やメールが受け取れなくなったりするケースが後を絶ちません。MTA としての機能をきちんと確認した上で、スパム機能を確認する方が安定したスパム対策を実現する早道となります。 以下に幾つかの確認事項を記載しますので必ず調査の段階でチェックする事をお奨めします。

  1. 受け取るメールサイズの制限
    10MB 以上のメールを受け取れない機器も幾つか存在するので事前にMAX値を確認する必要があります。
  2. メール配送の仕組み
    スパム対策製品は、非常に大量のメールを受け取る可能性があります。
    その際に、複数のプロセスを立ち上げて並列に配送処理が出来ない機器の場合には遅延が発生する可能性が高くなります。
  3. 宛先確認機能
    自サイトに存在しない宛先のメールをセッションレベルで拒否し、受け取らない為の機能です。多いサイトでは、フィルタ機能を利用しなくてもこの機能だけで 約30% のスパムメールを排除する事が可能です。
  4. 送信者確認機能
    存在しない差出人からのメールを拒否し、受け取らない為の機能です。メールの仕組み上、何らかの原因でエラーとなったメールは差出人に戻されますがスパマーの多くは詐称をしており、その結果メールが戻せず、配送キューが膨張してしまい遅延が発生しまうケースがあります。
  5. メール送信機能
    スパム対策機器にメールを送信する役割も持たせる事で、シンプルなメール環境を構築する事が可能となり管理工数が削減出来ます。また、機器によっては、ISP 業界では必須となっている OP25B環境の構築を支援する機能(Submission ポート) も搭載しています。

スパム対策機器をメールの入り口に配置する場合には、まずはMTA の機能がしっかりとしている点を確認する事で、安定したスパム対策を実現する事が可能となります。

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