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2003年頃から日本でPC向けスパムメールが出現し始め、その翌年よりスパムメールは年々増加しています。スパムメールは様々な悪影響を与えますが、実際にはどのような被害を及ぼすのでしょうか。
昨今、スパムメールは、正常メールよりも送られる規模が増えてきており、その割合は全体の約70%にのぼるともいわれています。メールシステムを構築する際には、スパムメールを処理するリソースなど当然想定していません。そのため、メールシステムへの負荷増大は否めず、メールシステム管理者の管理工数も増大します。
また、利用者側では、迷惑メールの中に正常メールが埋もれるような状態になるため、不要メールを処理する為の時間が増大したり、重要なメールを見落とす可能性もあります。さらに、スパムメールに記載されたURLをクリックすることで、フィッシング被害や個人情 を搾取される危険性もあります。



図1 : スパムメールによる主な被害
なぜ、スパムメールが送られるのかというと、それは利益になるからです。スパマーは、ほとんどコストゼロで大量のスパムメールをばらまいています。彼らの送りつけるメールに引っかかる人はあまりいないとは思いますが、全くゼロというわけではありません。たとえ、0.01%でも引っかかる人がいれば、そこから収益を上げることができるのです。
元手が掛からないため開業もしやすく、そこそこ利益が得られるスパム配信の裏ビジネス界には、欲に目の眩んだ人が大勢います。従って、スパマーを撲滅するには、スパムメールの送信が利益に繋がらないことを認知させなくてはいけません。
メール利用者の心がけ次第で、スパムメールによる被害を低減させることはできますが、会社で配布されたメールアドレス宛のスパムメールから発生する被害を、利用者の責任としてしまうには無理があります。メールは、会社で業務上利用不可欠なツールですので、スパム対策は会社側で行う必要性があります。

図2 : スパマーによる裏ビジネスの仕組み
スパムメールはどのようにして配信されているのでしょうか。実際には、以下のようなステップを踏んで実施されています。
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■アドレス収集
通常、メールサーバは、不明なアドレスに対してエラーメッセージを返すため、それを逆手にとり、エラーが返ってこなかった場合、そのアドレスは存在するものとして、収集していきます。 ■メール作成 ■送信処理 |
