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自社でメールシステムを導入・運用している企業の中には、目に見えるコストのみを勘定しているケースがあります。例えば、スパム対策の場合、アプライアンス本体や毎年のライセンス、保守費用、設置費用などです。
しかしながら、実際にコストはそれ以外のところでも多く発生しています。それが、導入作業や定期的なメンテナンス作業、問題発生時の緊急対応などの人件費、サーバの電気代、サーバルームの空調費など、挙げていくときりがありません。それらのコストを積上げて、システム耐用年数分の費用を算出すると、あっと驚く金額になる企業もあります。
メールの運用をアウトソーシングしなくても問題はありません。しかし、メールシステムリプレースの際には、少なくとも現状の自社運用コストを算出し、把握しておくべきです。これは無駄な費用を抑え、より望ましいシステムを導入するための第一歩でもあります。

図1 : 自社運用時とアウトソーシング利用時の発生コストの違い
2003年頃のメールシステムでは、メールセキュリティ対策といえば、自ずとウイルス対策を意味していました。
しかしながら、その後スパムメールが急増し、企業によってはスパム対策を行わないと業務にならない状態に陥りました。また、情報漏えい事件やライブドア事件などにより、個人情報保護法やJ-SOXなどの法令の整備が始まり、それらの法令対策として、メールアーカイブやフィルタリング、暗号化対策などが求められ、この数年でメールセキュリティ市場は一変しました。
そのため、メールシステム管理者は、常に新しい対策の導入を検討し、導入、運用を繰り返すこととなり、メールシステムにおける業務負荷は増加の一途をたどっています。
常に脅かされる脅威への対策、もしくは企業を自衛するための対策を導入しながら、少しずつ自社のノウハウにしていくやり方も正しいのですが、世の中にはその道のプロフェッショナルが、専門のインフラを利用して提供しているサービスがあります。それがメールアウトソーシングです。
メールシステムに追い立てられ、他の業務への支障が出ている場合は、いっそのことプロの専門家に任せてはいかがでしょうか?

図2 : メールセキュリティの過去と現在
メールシステムをリプレースする場合、その準備はリリースの何ヶ月も前からスタートし、仕様作成、設置、構築、テストなど、様々な作業が必要となります。SIer側で対応してくれることも多いのですが、共同で作業するところや管理による負荷というものは避けられません。
一方で、アウトソーシングを利用する場合は、申し込んでから1週間ほどでサービスをスタートできるものが多くあります。また、一般的に必要とされるスパム対策やアーカイブといった機能をメニューとして持っていることが多いため、必要なもののみ選択して利用することができるのです。
もちろん、アウトソーシングの利用においても、システム要件を固めた上で検討する必要はありますが、導入、運用時の負荷を大幅に削減することができます。

表1 : 自社運用とアウトソーシングの比較