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IIJ、送信ドメイン認証機能を実装するメールフィルタプログラムを無償公開(2008.8.29)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は、メールシステムに送信ドメイン認証技術「SPF/Sender ID」を実装するメールフィルタプログラムを独自開発し、オープンソースとして無償で公開する。これにより、企業やISPへの導入を促し、送信元を詐称した迷惑メールへの対策として有効な送信ドメイン認証の普及拡大を目指す。公開にあたっては財団法人インターネット協会(IAjapan)と協力し、プログラムの提供を開始する。

公開内容は以下のとおり。

・ SPF/Sender ID 認証用ライブラリ
・ 上記ライブラリを利用したSendmail/Postfix 用のメールフィルタプログラム

送信ドメイン認証の導入には、メール送信側と受信側両方での対応が必要で、特にSPF/Sender IDでは送信側の対応が容易なことから、送信側を中心として普及が進んでいる。しかし、受信側では別途メールフィルタプログラムが必要になるなど、導入が容易でないことが普及を促進する上での妨げとなっていた。また、現在提供されているメールフィルタプログラムは、オープンソースの場合には動作が不安定であったり、商用製品の場合には導入コストがかかるなど、企業やISPがSPF/Sender IDを導入する上で課題をかかえていた。

今回提供するプログラムは、IIJが独自に設計から開発までを行っており、IIJの厳しい商用サービス環境下でも安定的に稼動する高品質なメールフィルタプログラム。これを無償公開することで、従来かかえていた課題を解決し、受信側でのSPF/Sender ID の導入促進に貢献する。さらに、インターネット協会と連携してサポートや付随するドキュメントの提供を行っていくことで、一般企業からサービス事業者まで幅広い環境で利用されることを目指す。

IIJでは、2005年より送信ドメイン認証を社内環境で試験的に導入し、早くから送信ドメイン認証技術の評価・実験を行ってきた。2006年には自社開発のメールフィルタプログラムを個人向けサービス『IIJ4U』に適用し、SPFの認証結果を元にしたフィルタ機能を提供開始した。また、法人向けメールセキュリティゲートウェイ『IIJ セキュアMXサービス』においても、SPFとDKIMの認証結果を付加する機能を実装するなど、順次、送信ドメイン認証技術を自社のメールサービスに導入している。

今後は、DKIMに対応したメールフィルタプログラムの公開をはじめとして、企業やISPの要求仕様にあった機能 を随時強化していくことで、送信ドメイン認証技術のさらなる普及に貢献する。

■プログラム公開サイトについて
  http://sourceforge.net/projects/enma/

■IIJについて
  http://www.iij.ad.jp/
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